【忘年会トラブルはなぜ起きる? 令和型ハラスメントの最新パターン】
こんにちは、代表の大川です。
忘年会シーズンが近づいてきましたね。
ようやく今年も終わる…そんな開放感とともに、年に一度だけ職場全体が距離感のリセットを迎えるのが忘年会というイベントです。
ただ、この「距離感のリセット」が、令和の職場では思わぬトラブルの芽になります。
お酒そのものではなく、距離感の崩壊がハラスメントの引き金になるのが今の時代の特徴です。
今回も、その仕組みを3つのパートでわかりやすく読み解いていきますね。
①なぜ忘年会で境界線が崩れやすいのか
②実際の現場で起きている『令和型トラブル』
③あなたの職場は大丈夫? 初期サインのチェック
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①なぜ忘年会で境界線が崩れやすいのか
オンライン化が進んだここ数年、職場コミュニケーションの多くがチャットや画面越しになりました。
その結果、人と人の「間合い」の感覚は、以前よりも個人差が大きくなっています。
普段は適切な距離を保っていられるのに、リアルの場で急に距離を詰められると、心理的負荷が強く働く。
これに、お酒・盛り上がり・上下関係の曖昧化が重なると、一気に境界線のゆるみが起こります。
つまり、令和の忘年会トラブルの中心は、
「距離感の違い × 境界線の緩み」
という構造です。
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②実際の現場で起きている『令和型ハラスメント』
忘年会トラブルは、大きな事件より 微細なズレ から始まります。
・写真撮影のときに肩や腰への勝手な接触
・容姿や年齢に関する軽い冗談
・「帰るの?あと一軒だけ行こうよ」という同調圧力
・上司が盛り上げ役に回りすぎて場を支配する(良かれと思ってなのに)
・断られただけで機嫌が変わる
これらの行動は、その場では“盛り上げよう”という善意で起きていることも多いのですが、
受け取る側には、
・怖さ
・不快感
・距離を侵害された感覚
として残ってしまいます。
翌日の「なんとなく気まずい空気」は、この善意の暴走によって生まれることが多いのです。
(自分の良いは、他人の良いとは違うのです)
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③境界線とは何か──自分や社員の快適ゾーン(コンフォートゾーン)を知ること
忘年会トラブルの多くは、「境界線(バウンダリー)」が曖昧なまま場が進むことで起きます。
境界線とは、自分の心と身体を守るための快適な距離のこと。
・どこまで近づかれると負担になるのか
・どこからは仕事の話をしたくないのか
・どんな冗談なら許容できるのか
・どこからが「踏み込みすぎ」なのか
これらは本来、人によって全く違います。
しかし職場では「同じ基準を共有している前提」で話が進んでしまいやすい。
だからこそ、
まずは自分自身の境界線を知ることが、ハラスメント予防の第一歩です。
そして、管理職やチームメンバーの境界線を事前に理解しておくことで、忘年会に限らず日常のコミュニケーションが大きく変わります。
境界線の整理は、組織単位だけでなく個人テーマとしても、とても!とても大切です。思わず2度言ってしまいました。
必要な方には、個人やグループセッション(境界線ワークやコミュニケーション教習)としてのサポートも行っています。
また、部署ごとの研修などにもご活用ください。
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③あなたの職場は大丈夫? 初期サインのチェック
忘年会前に、こんな気配はありませんか?
・若手が参加したくないけど断りづらい表情をしている(気づいていますか?)
・上司のテンションだけがすでに高い
・距離が近いタイプの人が一部にいる
・普段交流がない人同士が隣になりそう
・仲良しグループと孤立グループが分かれている
・お酒の強要文化の名残がまだ残っている
忘年会のトラブルは、
「地雷を踏みやすい人 × 境界線が弱くなる場」
の組み合わせで起こります。
参加メンバーを思い浮かべて、ひとりでも気になる人がいれば、事前の対策は十分価値があります。
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【まとめ】
忘年会はチームの関係を深めるチャンスです。
ただしそのためには、
距離感・境界線・配慮
の3つが意識されていることが欠かせません。
令和の忘年会トラブルは、悪意ではなく『善意の暴走』から生まれます。
だからこそ、事前の一声・一配慮で大きく防ぐことができます。
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忘年会後の空気は、そのまま翌年のチームに引き継がれます。
トラブルの芽を軽く摘んでおくことで、安心して働ける環境づくりが進みます。
まずは状況をお聞かせいただくだけでも、改善ポイントが見えてきます。
気になることがあれば、早めにご相談ください。
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